諏訪第六公園
5住区
アップデート:2025/02/20

団地に囲まれたこの公園は、まるで都市の隙間に生まれた異空間である。まず目に入るのは広々としたグラウンド。サッカー少年たちがゴールに向かってシュートを放ち、バスケットボールが弾む音が響く。都市の片隅とは思えぬ熱気と躍動感がここにはある。
しかし、それだけでは終わらない。この公園にはもうひとつの顔があるのだ。少し段を上ったエリアには、自然と共に過ごす静かな空間が広がっている。団地の喧騒を抜け、階段を上るとそこは別世界。木々が風に揺れ、鳥のさえずりが響く。
そして、最奥部に辿り着いた者だけが目にする光景がある。ひっそりと佇む滑り台が、まるで風に舞うようにそこにあるのだ。この滑り台は一体、誰を待っているのか?滑り降りた先には、何が待っているのか?








