青葉台二丁目のこのあたりは、江戸時代には「荒城の月」で知られる豊後の岡藩の屋敷があり、滝や池のある回遊式の大名庭園として、江戸時代の地誌に江戸の名所として紹介されていました。その後、明治7年に西郷従道(じゅうどう)がこの土地を購入し、洋館や和館を建造しました。庭園についても、池・滝・大芝生地など大改修が行われ、「東都一の名園」と言われました。その後、旧国鉄の職員宿舎などとなっていましたが、平成9年の調査で、庭園調査を行い、在りし日の名園の姿を一部復原した公園として整備されました。園内には芝生広場・子どもの遊び場・斜面の緑地を保全する区域をもうけるとともに、復原庭園のわきには、展示室・和室・庭園展望室をそなえた和館を設置しました。大名庭園を見ながら憩いのひとときを過ごされてみてはいかがでしょうか、また人気の和室を利用してお茶会を開いてみてはどうでしょうか。(目黒区HP)
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