つりがね池公園
祖師谷
アップデート:2020/04/08
つりがね池公園は住宅地ど真ん中に池、そして自然が豊かで「せたがや百景」にも選ばれる公園です。入り口からもう何か違っていて、中に入るとそこは観光地になっています。
釣鐘池は、標高凡そ四十五メートルの武蔵野台地に囲まれ、昔は深い自然林に覆われていて、野川の一支流である西方の仙川に注ぐ豊富遊水池であった。
台地上には、この水を求めたであろう古代の人たちの遺跡である縄文時代中期の住居跡が、昭和五十二年(一九七七年)の区教育委員会の発掘調査によって確認されている。
かつて、この池でこどもたちは小魚をとり、水遊びを楽しみ、人々は生活の水を求め、野菜などを洗い、洗い場組合をつくって水を大切にし、神様をお祀りしてきた。
毎年四月七日には、今も弁天祭が行われており、また、日照りの時には、雨乞いの行事も以前あった。
伝説によると、近くにお寺があり、他教との争いのあげく僧が寺の鐘を被ってこの池に身を投げたとか、あるいは、日照りで農民が困ったとき、これを救おうと僧が釣鐘を抱いて池に身を沈めたところ、たちまち大雨が降った、などといいつたえ、それ以来「釣鐘池」と呼ばれるようになったという。(公園案内版)