日暮里公園
アップデート:2024/09/22
日暮里公園は、童謡「夕焼け小焼け」のゆかりの地として、地元では「夕焼け公園」とも呼ばれる情緒あふれる公園です。軽い丘の上からはスリル満点のローラーコースターが楽しめ、ターザンロープも人気。小さなお子様にはフェンス内の滑り台や遊具が安全に遊べるスペースがあり、成長に合わせて楽しめる工夫が満載です。園内にはアート作品のオブジェも点在しており、遊びとともに散策も楽しめる魅力的なスポットです。
*童謡詩人・中村雨紅がこの地域の小学校へ教師として赴任し、童謡「夕焼け小焼け」を作詞したことから夕焼け公園とも呼ばれています。(荒川区HP)
日暮里公園の記
その昔、現在の日暮里の大部分は「新堀」と言う地名で呼ばれていました。
15〜16世紀の古文書にもこの地名がみられ一説には地元の土豪が屋敷にはりめぐらした掘りを人々ニイホリと呼び、この地の代名詞となったと言われます。
江戸時代、高台の道灌山・諏訪台からの眺望が「春秋の景色、日の暮るを忘れる」景勝の地として知られるようになり、“ひぐらしの里(日暮の里)”とも呼ばれるようになりました。
明治11年(郡区町村編成法制定の際)にそれまでの新堀村に変わって日暮里(にっぽり)村と表記されることになりました。
この公園は、戦前の昭和18年に開設され「新堀、ひぐらしの里をもしのぶ日暮里公園」として町の人々に愛されました。しかし、戦災のためこの付近一帯は焼け野原となりました。
今回、新装された公園には、昔の里をしのぶ憩いの広場、夕日を背に自分の影で時がわかる人系、遠く未来までも見つめる彫刻などが用意され、現代の文化を語る公園として永遠に残されます。
由緒ある地名、日暮里と“日暮里公園の記”として、ここにしるします。
昭和62年3月 荒川区土木部公園緑地課