鎌田二丁目南公園
アップデート:2024/10/04
昔、ここは駅だった。
二子玉川から玉電が走り抜けた
その終着点、砧本村駅。
今、その名残を留める鎌田二丁目南公園。
駅の喧騒が消え去った後も、
空気にはかつての終点駅の
静けさと歴史が宿る。
入口から漂うその雰囲気は、
まるで時を越えて
歴史が語りかけてくるようだ。
工場へ続いた駅、
今では住宅地に囲まれ、
変わりゆく街の中で
その存在を誇り続ける。
かつて無の風景が広がっていた場所に、
今はぎっしりと家々が迫る。
しかし、静かに語りかける駅の遺産の中で、
真っ赤な滑り台や
カラフルなブランコが堂々と並び、
時代を打ち破るかのように
その場を活気づける。
のんびりとした支線の駅の空気が、
原色の遊具とぶつかり合いながら、
遊びと歴史が共存する。
この広がりが昔駅だったんだと感じる
砧本村はバスの終着ターミナル