不動公園
アップデート:2024/11/03
古き目黒の歴史が
静かに息づく、不動公園。
目黒不動尊の由来を
受け継ぎ、時の流れを
超えてなお漂う落ち着き。
広々とした滑り台は、
訪れる者をゆったりと迎え入れ、
その横にはメタリックな
輝きを放つアスレチックが、
都市の中に遊び心を投げかける。
公園を包む豊かな緑は、
静けさと共に影を落とし、
忙しさを忘れ、
自然の中で息を深くつける場所。
のんびりとした木漏れ日の下、
歩を進めれば、
都会の喧騒が遠のき、
まるで時間が止まったかのように感じる。
歴史と遊びが静かに交差する
この庭のような公園は、
ただそこにいるだけで
穏やかな気持ちを呼び覚ます、
不動の時間が流れる憩いの空間。
目黒不動公園沿革
目黒不動尊瀧泉寺は由縁ある古名刹にして其境内は夙に行楽の地として知らる
昭和七年大東京實施の頃不動尊境内を中心とする公園開設の議起りしか會會隣地盆田弘氏は其邸地一千餘坪を挙げて不動尊へ寄進の志あり仍て本市は寺と協議を遂げ邸地は之を市公園用地として受領し境内地千四百餘坪を併せて目黒不動公園とし保健休養と兒童遊園の設備を施すこととせり
今施設成りて開園するに當り其由来を記して瀧泉寺並盆田氏の芳志を後世に傅ふ
昭和九年十二月 東京市
(公園案内版から)
目黒区で最も歴史ある「不動公園」。目黒不動尊ゆかりの穏やかな空気が漂い、訪れる人を静かに迎えてくれます。広々とした滑り台は、幅がありゆったりと滑れ、横にはメタリックなアスレチックも備わり、冒険心をくすぐります。緑が豊かに広がる園内で、のんびりとした時間を過ごしながら、心がほっと落ち着くひとときをどうぞ。
目黒不動尊の裏山に隣接した公園です。目黒区では最も古い公園のひとつで、昭和9年に東京市が公園として開園しました。
公園には大きな段差があり、上の広場は幼児向きの遊具があります。昔、相撲場だったという下段の広場と、上段の広場をつなく大きなすべり台は、子ども達の人気の的。夏には流れ水遊びもできます。
また、この辺りは縄文・弥生時代の集落の遺跡があり、公園の下にも、いくつかの住居跡が眠っています。(目黒区HP)