南町第三公園には、まるで蛇が身をくねらせるようなS字型の砂場が広がっている。子どもたちはその曲線の中に自分だけの秘密基地を築き、砂の城を積み上げる。少し歩けば、「語らい」のモニュメントが静かにたたずみ、木漏れ日の中で人々の話に耳を傾けているようだ。
そして、その奥には下河原八幡神社。賑やかな遊びの余韻を胸に、静かな社の前でふと立ち止まると、時間の流れがゆるやかに変わる。遊び、憩い、そして静謐。すべてが調和する公園である。
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