明ヶ代東公園
アップデート:2025/03/22
この公園に足を踏み入れた者は、まず驚く。木々は空へと伸び、枝葉が絡まり、まるで緑の屋根をなしている。そしてその木々の間を縫うように現れるのが、ぐねぐねと曲がりくねったラダー遊具。まるで意思を持った生き物のように、のたくり、絡まり、誘いをかけてくる。
地面に目を向ければ、そこには広々とした砂場が広がり、無限の可能性を秘めた白き大地が広がる。砂の城を築くもよし、手のひらにすくってさらさらと落とすもよし。気がつけば、時間はゆっくりと流れ、心は童心に帰っていく。
明ヶ代東公園は、木々と遊具と砂の織りなす小宇宙。ここに迷い込み、ぐねぐねと遊び、ふと見上げれば、風にそよぐ緑が優しく微笑んでいることだろう。