黒川宮添公園
アップデート:2023/08/01
黒川の由来
地名の由来は定かではありませんが、考えられるいくつかの説を紹介します。
一つは、三沢川の源流地帯で、いくつもの谷戸から流れ出る水が清らかに澄んでいて、流れの底の黒土の色がそのまま目に入り、人々は「黒川」と呼んだという説です。
これは水の清らかさを中心にみています。
もう一つは、谷戸田と称する傾斜のある谷間に階段状の水田が作られ、谷奥の湧水をその田に廻して灌漑をした。その際、万遍なく水を配り、用水の水温を高めるために、田のまわりに高い畦(あぜ)を作った。そのため畦が目立ち、畦のことを畔(くろ)ともいうため、畦の目立つ川ということから呼ばれたという説です。
三つめは、川床の砂が磁鉄鉱(じてっこう)分を多く含んだ砂鉄が多く、川が黒く見えたからというもので、黒川では中性に製鉄・鍛冶の仕事が行われていたからではないかいう考えからの説です。
(やさしい川崎の地名)